交通ISACについて
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理事長挨拶
サイバーセキュリティは自社のみの課題ではなく、業界全体のみならず社会全体の課題となってきています。交通ISACは2020年4月より発足しました。交通ISACのドメインである鉄道・航空・空港・物流の4業界が情報共有やセキュリティの議論を通じて、サイバーセキュリティ向上という社会課題に取組んでいます。
一方で攻撃者側は巧妙化・高度化しており、これまでのセキュリティ対策では防ぐ事ができない攻撃が増えてきているのも事実です。2023年7月に発生した名古屋港におけるランサムウェア攻撃は、交通ISACの加盟会社においても非常にショッキングな出来事として記憶しています。
こういう状況においては、業界全体として情報共有し対処する「Collective Security (集団防御)」の考え方が重要であります。交通ISAC発足以来、参加企業の間で様々な情報共有や勉強会を行うことで、各社ともセキュリティ対策における防御能力は上がってきていると思います。
また国土交通省と情報連携するなど、官民が近い距離でサイバーセキュリティを議論できる環境や賛助会員のセキュリティ専門事業者によるセキュリティの勉強会の開催など、官民連携やセキュリティ人材の育成の場としても活用できるようになってきました。
今後も参加企業と共に業界全体、さらには日本全体のサイバー防御能力の向上へ貢献して行きたいと思います。
一般社団法人交通ISAC 理事長
全日本空輸株式会社
和田昭弘
![和田 昭弘](images/about.jpg)
組織概要
法人名 | 一般社団法人交通ISAC(英文表示:Transportation ISAC JAPAN) |
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所在地 | 〒105-0003 東京都港区西新橋2丁目23番3号 神山ビル3階 |
会員数 | 89会員 うち正会員 68会員 賛助会員 11会員 オブザーバー会員 10会員 |
役員 | 理事長:和田 昭弘 (全日本空輸株式会社) 理事 :甲斐 康弘 (西日本旅客鉄道株式会社) 理事 :南部 一貴 (佐川急便株式会社) 監事 :新屋 修一 (中部国際空港株式会社) 監事 :井戸 明 (西武鉄道株式会社) |
設立日 | 令和2年4月1日 |
事業内容 |
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定款
令和5年6月23日改定
ダウンロード設立目的
一般社団法人交通ISACでは、交通・運輸分野の事業者等が組織や業界の枠を超えたコミュニティ活動を通じて共に助け合う体制を確立し、サイバー攻撃等に対する交通・運輸分野全体の集団防御力の向上に資する活動を推進することで、我が国における交通・運輸サービス全体の安全・安心の向上に寄与することを目的として活動します。
設立趣意書